固定資産税は眺めが基準?ポルトガル税制改革

ポルトガル共和国では12月19日、財政改革に関する激しい論争が行われた。その結果、海の景色を望める住宅に対し、固定資産税が20%アップになる方針だ。

海の見える家の価値、20%アップ

ポルトガル共和国では12月19日、財政改革に関する激しい論争が行われた。その結果、海の景色を望める住宅に対し、固定資産税が20%アップになる方針だ。

眺めよければアップ、悪ければダウン?

今回の税制改革によって、ポルトガルでは海が眺められる好条件の住宅に対し、徴収する固定資産税は20%アップ。

一方で墓地や水処理施設などを見下ろす、条件のあまりよくない住宅に対しては、固定資産税を10%カットする、という方針を打ち出した。

当初の計画では、あらゆる価値の特性を高めることが目的であった。しかし共産党が行った改正案は、不動産資産の一部、しかも25万ユーロ以上の住宅にのみ影響を与えることになった。

空気さえも課税する勢い?

この改正に対し「社会主義の名残りだ」と酷評する声は多い。確かに、素晴らしい眺めの最上階に不動産を所有している人と、地下に所有している人の税金が同じとなると、モラル的にも反対する人は出てくる。

しかし自宅からの眺めは個々の認識に依存するものであり、法的基準としてもあまりにも曖昧で主観的すぎる、というのがポルトガル消費者保護協会DECOの見解だ。

また財産所有者協会でも、「この先政府は呼吸する空気にさえ課税するであろう」と皮肉たっぷりだ。

(画像は写真ACより)

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theguardian
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