こんにちは!オプティ株式会社の寄吉です。
これまでアメリカEC市場や欧州EC市場をご紹介し、日本とは比べものにならない規模の大きさや魅力や可能性があることをご理解頂けたかと思います。中には、可能性のある海外EC市場をAmazonを利用してチャレンジしよう!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。(そう思って頂けたら嬉しいです!)
これから越境ECを始める方で忘れてはならないのが海外銀行口座です。今回は、海外銀行口座を持つにはどのようにすれば良いか、どのような会社があり、どのような特徴があるか等もご紹介します。
【1】Amazonで海外銀行口座が必要な理由
アメリカや欧州等Amazonで販売を行う際、日本の銀行口座では対応出来ず、海外銀行口座が必要となります。なぜなら、Amazonでの売上がAmazonから銀行口座を入金される際、日本の銀行口座では受け取れず、海外銀行口座でしか受け取れないからです。
『いきなり海外銀行口座なんて海外に行かなければならないの?』『英語が苦手なので難しそう…』『海外で銀行口座なんてハードル高いよ!』と思われた方、ご安心下さい!世の中には、日本にいながら日本語対応で海外銀行口座を持てるサービスを展開する会社があり、利用をお勧めしています。特に有名な会社がWorld FirstとPayoneerの2社です。この2社については次の章で詳しくご紹介します。
【2】WorldFirstとPayoneerどっちがいいの?
日本にいながら日本語対応で海外銀行口座を持てるサービスでは、WorldFirstとPayoneerの2社が有名で、一度WEBサイトをご確認頂ければと思います。
■World First
https://www.worldfirst.com/jp/online-sellers/?ID=4291
【出所】https://www.worldfirst.com/jp/online-sellers/?ID=4291
■Payoneer
【出所】https://www.payoneer.com/ja/
この2社について海外銀行口座を持てる同様のサービスを展開していて、サービス内容も均衡し、日々サービス向上が行われています。では、どのような違いがあるのでしょうか。下記の表にまとめましたので、ご確認下さい。
※常にサービス向上が行われている為、最新情報は適宜確認が必要です。
まず海外口座を持つ際、気になるのが口座開設費やアカウント維持費かと思います。口座開設やアカウント維持に費用が掛かるとハードルが高まるかと思われますが、World FirstとPayoneerのどちらも無料です。受取手数料というのは、例えばAmazonでの売上を受取る際の手数料ですが、こちらもWorld FirstとPayoneerのどちらも無料です。他にもWorld FirstとPayoneerで差別化ポイントが無い部分としまして、為替手数料があります。
World FirstとPayoneerの差別化ポイントについては、被仕向送金手数料と送金期間と取扱通貨が挙げられます。被仕向送金手数料というのは、海外銀行口座から外貨建てもしくは円建てで送金をする際に受取る側で支払う手数料のことですが、これについてWorld Firstは一部有料な場合もありますが、Payoneerでは無料となっています。
また、送金期間についてWorld Firstでは1~4営業日となっていますが、Payoneerは最短1営業日となっています。その他、取扱通貨にも違いがあり、World Firstではニュージーランドドルも対応していますが、Payoneerでは対応していません。
【3】まずは海外銀行口座開設が先決
上の章で見て頂いた通り、World FirstとPayoneerは両社とも日々サービス向上を行い差別化ポイントが無くなりつつあります。送金期間や取扱通貨の差はあるものの、ほとんど差が無いと言えます。また口座開設費やアカウント維持費が両社とも無料の為、どちらが良いか迷われている場合、まずはWorld FirstとPayoneerの両社で海外銀行口座を持つことをお勧めします。
海外銀行口座開設後、ご自身のビジネスを行う際どちらがマッチしているか、お問い合わせをした際のサポート体制はどちらが良いか等を基準にお選び下さい。より詳細な情報については各社にお問い合わせをして検討されることもお勧めします。
■World First
https://www.worldfirst.com/jp/online-sellers/?ID=4291