こんにちは!オプティ株式会社の寄吉です。
ここ数年、AmazonやeBayを始めとした越境ECが盛り上がりを見せ、世界中でEC市場が拡大しています。この記事を読まれている方は、これから越境ECについて何かしら興味がある、越境ECを始めようと思っている、もしくは既に越境ECを行われている方が大半ではないでしょうか。
超初心者も必見であるアメリカEC市場の魅力と参入方法について紹介します。
まずは、アメリカのEC市場規模がどれだけ大きいかについて紹介します。
Statistaの情報によると、アメリカのEC市場規模は今後も拡大傾向にあり、2017年EC市場売上額は4,468億米ドル(約49兆円)、2018年には5,045億米ドル(約55兆円)を超えると予測され、2020年には6,129億米ドル(約67兆円)を超えると予測されています。
【出所】https://www.statista.com/statistics/272391/us-retail-e-commerce-sales-forecast/
アメリカの2016年EC市場売上額3,905億米ドル(約43兆円)、2017年度EC市場売上額4,468億米ドル(約49兆円)、伸び率が14.4%に対し、日本の2016年EC市場売上額が約15.1兆円、2017年EC市場売上額が約16.5兆円、伸び率が9.1%でした。
ECの市場規模を見ても、アメリカのEC市場規模は日本の約3倍大きく、アメリカのEC市場の方が日本のEC市場よりも伸び率が大きくなっています。
またStatistaの情報によると、アメリカのEC利用者は2016年に約2.1憶人に達し、2017年は約2.15億人、2018年には2.2億人を超えると予測され、こちらも堅調に伸びています。
【出所】https://www.statista.com/statistics/183755/number-of-us-internet-shoppers-since-2009/
つまり、アメリカの総人口約3.2億人に対して65%以上がオンラインショッピング利用者という事が出来ます。これだけで日本の総人口(約1.3億人)よりも3倍近く多いことが分かります。
以上のことから、EC市場規模としても大きく伸び利用者数の大きい米国は、越境ECを始める上で大きな可能性を秘めた市場だと言えます。
アメリカのEC市場規模の大きさや魅力についてはご理解頂けたかと思います。では、どのようにしてアメリカEC市場に参入すれば良いのでしょうか。今回は、その一つの手段としてAmazonを利用した越境ECの参入方法とAmazonの魅力についてご紹介します。
Amazonは世界11カ国に展開し、世界180カ国からの購入者がいる、もはや知らない人はいない世界最大級のマーケットプレイスです。2017年度のAmazonの北米部門の売上高は1061億1000万ドル(約10兆6000億円)を超えています。また、FBAというAmazonが独自で運営するフルフィルメント倉庫のインフラも整備され、FBA倉庫を利用することで、商品が販売される度にAmazonが購入者への発送や通知を行う等、サービスも充実しています。他にもアカウントの維持費も月額39.99ドル(約4,500円)であることもAmazonの魅力です。
さらに、アメリカ人の中には商品を買う際、一度はAmazonで検索するという購買行動をしていることもあり、アメリカのEC市場においてAmazonを活用しない手は無いかと思われます。
「でも越境ECはやったこと無いし、Amazonでの販売って難しいのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思われます。次に実際Amazonで販売するにはどうすれば良いかご紹介します。
アメリカのAmazonで販売を行うには2つのハードルが出てきます。それは、①現地銀行口座開設②アカウントの開設です。一件難しいと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、方法さえ知れば意外と簡単にクリア出来ます。ここでは現地銀行口座開設とアカウントの開設について簡単にご紹介させて頂きます。
アメリカでAmazon販売を行う前に、まず行う必要があるのが、海外銀行口座の開設です。Amazonのアカウントを開設する際、海外銀行口座の情報を入力する項目がある為です。
ここで利用をお勧めするのが、海外銀行口座レンタルサービスです。海外銀行口座レンタルサービスとは、日本にいながら日本の会社を通して、とても簡単に海外銀行口座を持てるサービスです。
弊社では、ワールドファーストジャパン様とぺイオニア・ジャパン様を利用した海外銀行口座開設をお勧めしています。海外銀行口座について今後詳細をご紹介します。
海外銀行口座が開設したら、いよいよアメリカのAmazonアカウント開設です。
簡単にご紹介すると、5つのステップでアカウントを開設することが出来ます。
1.法人名等、ストア運営者情報の入力
2.住所や電話番号等、セラー情報の入力
3.カード情報や銀行口座情報の入力
4 .税務に関するインタビューへの回答
5.商品情報の入力
上記5ステップを行うことで、簡単にアメリカのAmazonアカウントを開設することが出来ます。
これまで、アメリカEC市場の大きさや成長率、魅力についてご紹介させて頂きました。アメリカEC市場に参入するイメージはつきましたでしょうか。越境ECを始める際、アメリカのAmazonから始める方がとても多くいらっしゃいます。それだけ魅力的な市場で始めやすいということでしょう。
2つのハードルもありますが、①海外口座開設②アカウント解説については自分で調べて十分対応出来るかと思われます。
市場規模が大きく成長率の高いアメリカEC市場に参入されることをお勧めします。