はじめに
Amazon、eBay、 楽天、Shopify、WooCommerce、コロナ渦において世界で拡大し、今でやあらゆる企業が注目する「越境EC(E-commerce)」。越境ECはサイト作成後数分後から販売開始でき、世界の市場からの新たな売上機会になるといった良い面は紹介されます。反面、現地の税金や、様々なコストについてはあまり共有されていません。VATなど現地の税金は、販売者が現地の購入者に課税・徴収しますが、越境ECの場合でも課税・徴収・申告の場合は発生します。
税理士や弁護士等、国内の専門家が海外の税務や法務の知見が有る訳ではありません。
このコラムでは、越境ECの税務面について、豊富な経験を有するオプティ株式会社が「越境EC税務ナビ」としてQ&A形式で提供します。当越境EC税務ナビが、越境ECを考えている様々な企業のお役立ちになれば幸いです。
【Q】Q,Amazon DEで販売するにはTax Certificate(納税証明書)を提出しなければなりませんか?
【A】
AmazonドイツではVAT登録を求めております。加えてTax CertificateをAmazon DEに発行しなければAmazon DEのアカウント凍結となってしまう旨、各セラーに向けて通知を行っています。
2019年3月以降にドイツ顧客へ向けたAmazonでの販売取引を継続する場合にはドイツでのVAT登録が必要となります。
但し、2021年7月1日以降にIOSS制度導入後はVAT番号は不要となっている可能性もあります。
いずれにせよ、Amazonドイツの指示に従わないとアカウントを作成することはできないと思います。