株式会社呉竹

立石様、吉田様

Q. 御社の事業、とくに海外ビジネスを教えて下さい。

当社は奈良県を拠点として、創業120年を迎える墨、書道用具、また筆ペンをはじめとした筆記具をメインとした文房具のメーカーです。学校で使われるような墨や墨汁、書道用品をメインに、海外ではマーカー関係や画材関係を扱っています。海外事業も約60年前から取り組んでおり、約80カ国の代理店を通じて、世界へビジネスを展開しています。これまでは海外事業は代理店を通じた販売がメインでしたが、顧客の声を直接聞けないことや、昨今ECの流れが来ていることを受けて、2018年にECに特化したチームを発足致しました。最初は2名で始めましたが、現在は6名まで人員を増やし、力を入れております。国内向けでは書道用具や筆記用具を扱っていますが、海外向けでは、アートやクラフトに関する製品の販売をしており、イラスト愛好家やアーティストをターゲットとしております。Amazonを使用しておりまして、アメリカの市場からスタートをし、欧州とオセアニアに販路を拡大しました。

Q.Amazon VAT サービスとの違いは

VATに関しては、最初自社で対応して完結させようとしました。その後、Amazon VAT サービスの存在を知り、OPTIとも比較しましたが、正直サービス内容の差が分からず、価格だけでAmazon VAT サービスを使い始めました。このサービス、Amazonから売上データがダウンロードされるので便利と思ったのですが、実際の契約は欧州の海外ファームと直接行うもので、サービス提供も現地ファームからでした。そして、以下の3点の事が、当社が求めているサービスのクオリティや時間軸と合わずに、解約しました。

1つ目は、メールの返信が圧倒的に遅かったことです。安い分致し方ないとは思いますが、VATに関して無知である当社にとっては、不明点があった際に返信を迅速に頂けないのは痛手でした。

2つ目は、知識不足です。特に困ったのが輸入VATの控除のことでしたが、質問をするとそれはAmazonに聞いてくれ、または自社の税理士に聞いて下さいの一点張りで、時間が取られた上に結局分からずじまいでした。

3点目は、フローの説明をしてくれないということでした。メールで一方的に期限間近で提出物を求められ、次になにがあるのか、申告までどれだけ時間が取られるのか、要はVAT申告の全体像が不明なまま作業が進められる状況でした。

便利なサービスかと思って申し込んだのですが、やり取りで時間がかかってしまうことが多く、また税務のことなのできっちり対応したいと思っていたのですがある日突然納税額だけが出てきたときに、現地ファームの限界を感じました。

そんな中で以前お問い合わせをしていたOPTIさんに再度問い合わせを致しました。Payoneerさんのフォーラムで講演に参加したのですが、サービスや事業内容が明瞭で分かりやすかったのがポイントです。また後日質問した際も、しっかり丁寧に即答して下さり、スピード感や知識の面で圧倒的な安心感がありました。その結果。Amazon VATサービスからVATの移管を決めました。

Q. 今後のビジネスの抱負、及びOPTIへのメッセージをお聞かせ下さい。

今後は既存の販路の販売数と取り扱う商品数を伸ばしつつ、販売エリアの更なる拡大を狙っています。また、自社サイトでの直販も視野に入れており、それに向けて自社のファンを増やしていきたいです。やはり、奈良で製造された日本製にこだわっておりますので、日本製の良さを追求していきたいと思います。販路を拡大した際には、OPTIさんに一緒に伴走してもらえれば嬉しいです。