タイガー魔法瓶株式会社
デジタルコマースグループ
間谷 仁美 様
Q. 御社のビジネス、特に今回の海外展開について教えて下さい。
ステンレスボトル事業において、 人権・健康・環境訴求に特化をしたタイガー魔法瓶のD2Cサイト「タイガーボトルサイト」を、北米にて3月上旬にオープンし、「タイガーカスタムボトル」の発売を開始しました。
タイガーボトルのカスタムボトルは、現在2モデルがあります。まず、スタンダードモデルは全11色、3サイズ(350mL・500 mL・600 mL)、せんに関しては、ワンプッシュせん・スクリューせんがそれぞれ2タイプ、ストローせん(500mL専用)の計5タイプがあります。ボトルとせんのカスタムは、合計143通りになります。
次に、アクティブモデルは全7色、3サイズ(400mL・600 mL・800 mL)、せんに関しては、ハンドルせん・コップせんの計2タイプがあります。ボトルとせんのカスタムは、合計42通りになります。どのシーンで使いたいか、また何を入れることが多いのかによって選択できるので、カスタムする時の参考にしてもらえたらと思います」
各モデル・各色ごとに、タイガー魔法瓶が掲げるサスティナブル方針「4つの約束」に基づいてテーマを定めており、人権・健康・環境に配慮した製品づくりへの想いを込めています。お客様とダイレクトにつながるD2Cの特性を生かし、コミュニケーションの充実を図りながら、地球の未来に優しい製品・サービスづくりに努めて参ります。
Q. なぜOPTIを使おうと思ったのですか、使ってみていかがでしたか。
今回の北米向けD2Cビジネスは、タイガー本社(日本)が主管窓口となり運営を行います。専門色の強い 国際税務・法務対応について検討を進めていく中、①国際税務のアドバイザリー、及び、税務登録申告のサポートの必要性 ②GDPR・CCPA 個人情報保護法についての法務アドバイザリーの必要性 ③グローバル対応、業務推進のワンストップ対応、言語問題(日本が窓口になって対応)、この3点が課題となりました。そこで、数社にお声がけをさせていただく中、弊社の課題解決を OPTIでは一括でサポート頂けるということから今回のご縁に繋がりました。
税務制度を含めた事業展開先における法務面の確認、実務対応については、例えば個別のコンサルや法の専門家に助けを求めることも考えられますが、事業面での説明や方針変更による再検討などで、スピード感が求められる実務推進の足枷となることが予想されました。
この点、OPTIでは依頼前の面談においてもある程度の内容は即答いただき、各国での税務制度の経験が豊富であることが伺え、法務面においても見積をいただく中で業務の明確化をお示しいただきました。
法務面においても、失礼ながら他の専門家とのコンペにさせていただきましたが、デリバリー遅延は対応コストにも直接影響するものであるため、品質、コスト、デリバリーを総合的に検討した結果、OPTIであればワンストップで事業が進められることが最善の手段であるという結論に至り、法務面での業務委託をお願いいたしました。
実務においても迅速かつ明確にご回答或いはご指示を頂き、短期間に法務対応が進められました。
Q. 今後の海外ビジネス展開についてお聞かせください。
弊社は2023年で100周年を迎えます。そして、次の100年に向けた取り組みを進めていくうえでは、現在のビジネス領域に留まらず、グローバル展開を推進していくことは必要だと考えています。具体的な戦術・戦略についてはあまりお話できませんが、「企業人格」の部分、つまり人権・健康・環境配慮に基づいた企業方針や、当社のコアコンピタンスである「熱制御技術」、それらを反映させたタイガー魔法瓶独自の製品やサービスを世界中のユーザー様に提供し、ユーザー様と共に「団欒をひろめる」ことにチャレンジしていきたいと考えています。