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Aki Fuchigami17/09/10 22:22< 1 min read

シンガポールに住むのは今すぐじゃなくても良いと思った話

 こんにちは。淵上です。

今日は近所の自治会の役員会に行き、やたらと疲れてしまいました。自治会ってどうして未だに存在しているのかなと疑問に思っています。それこそ、自治会は任意団体であるという判決が出ているのだから参加したくない住民には参加しない権利があっても良いと思っているのですが・・・ということで、自治会関係で思うことはありますが、それは次回にでも書かせて頂ければと思います。


話は変わりますが、先日、夏休みも兼ねてシンガポールに1週間ほど行ってきました。

僕がシンガポールに行った時は、たまたま建国記念日とかで国中が盛り上がっている時でした。何年か前にシンガポールに行った時、現地で駐在している方(で僕がインドネシアで働いていた時の友人)とお食事を取ったのですが、その彼が言うには

「シンガポールは独裁的な民主主義国家だよ」

というようなことを言っていて、一体どんな意味なのだろうと思っていました。

また、僕自身もシンガポールとは縁もゆかりも無いわけではありません。

友人の会計士の方は
シンガポールに移住され、日本企業の進出支援をして成功していますし、また僕自身も4年ほどインドネシアで働いていたりしたので、今でも2年に一度位はシンガポールに寄っています。そして訪問する度に、日本よりもシンガポールが優れている点は何なのだろうといつも思っていました。また、いつか移住するとしたらシンガポールって住みやすい国なのかなと考えていました。

そこで、国民的な行事を見たり、シンガポール人と話すなかで感じた、生で見たシンガポールについての意見をブログに書きたいと思いました。

なお、ブログなので僕の主観であり、裏付けもある場合もあれば無い場合もあるかもしれませんので、その点はご了承ください。

世界中の企業や起業家を惹きつける国

シンガポールと聞いて、僕がすぐにイメージするのは次のような印象です。

    • 物価がやたらと高い(ラーメンで2000円)。
    • 人件費が高い。
    • 世界中の企業がこぞって拠点を作っている。
    • 殆どの人がバイリンガル、トリリンガル。
    • 日本人の起業家なども多く移住している(ようだ)。
    • 村上ファンドの村上さんが住んでいる。
    • 不動産が高い。
    • 法人税率が
      低い。
 

実際、多くの日本人がシンガポールに移住しているらしいです。
(参考記事:毎年数千人の富裕層がシンガポールの移住を検討するワケ

僕自身も会社を経営しており、特に海外の企業をクライアントや提携パートナーとしています。法人設立などについてもシンガポールでは優遇されるということで、シンガポールでの法人設立は一度は考えることです。

 
 

 


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建国記念日のイベント

ところで、僕がシンガポール旅行をしていた際、8月9日のシンガポールのNational Dayに当たりました。シンガポールのNational Dayは盛大に行うと事前に聞いていましたが、まさに噂に違わず壮大なスペクタクルドラマを目の当たりにしました。

百聞は一見にしかず、まずはこちらの動画を御覧ください。

いかがでしたか?航空ショーや花火やコンサート等、見どころ満載だと思いませんか?
シンガポールに在住している日本人から聞く話では、このNational Dayのイベントはさほど歴史の無い寄り合い国家のようなシンガポールにおいてシンガポール人としてのアイデンティティを確認し、愛国心や国威掲揚のために行っているとのことです。

その他建国記念日イベントについて感じたことは、

  • 日本が国民に対してあまり求めていないような、ややもすると暑苦しい愛国的なイベントだらけ。
  • 途中のショーは8つぐらいの異なるショーがあり、どれもが結構感動的。(日本人である僕でもなんか泣けてきた位なので。)
  • 軍隊がこれみよがしに出る。(日本だと憲法9条の問題でそもそも出せなさそう。。)
  • そこら辺、赤い服だらけ(赤が国のカラーなので)

といったところです。日本人である僕からするとちょっと重たいなと思ってしまう感じでした。友人が「独裁的な民主主義国家」と言っていたことがなんとなく分かってきました。

ところで、2017年のNational Dayのテーマソングはこちらの曲でした。

住むのはちょっと、、と思った点

 

と、シンガポールは非常に愛国的な国だなと思って、少し違和感を感じてしまったのですが、それ以外に僕はシンガポールは住むとしたら厳しいなと思ってしまいました。

いくつかその理由を書きますと(といっても2つしかありませんが)

国が狭い

国が狭くて、タクシーの運転手曰く、端から端までで30分で行けてしまう。東京なんて何時間も掛かるだろう?とのことでしたが、休日のドライブが趣味の僕にとってはこれは非常にクリティカルです。

緑が少ない

国が狭くて都市国家だから仕方ないのですが、緑が全然無いです。日本のアルプスやら磐梯山とかそいういう風景が好きな僕にとってはこれまた厳しいです。

と言うことです。国が狭くて緑が少ない以外は、まあ良いかなと思いました。様々な人種が共存している点は僕としては好きな環境でしたし、食べ物は美味しかったですし。

ただ、国が狭いということがあまりにもクリティカルで、シンガポールで家賃40万円のところに住むくらいなら、六本木で家賃40万円のところに住むほうがいろいろと楽しそうだなと思った次第です。

ちなみに僕と同じようなことを感じた方がいて、その方もこのようなブログを書いていました。

外部リンク:「海外に移住して快適な居住環境を追求したら、世界を転々とすることになった」

 

所感

ということで、あくまで僕の現時点での主観に基づいたブログなので、だからどうしたということなのですが、ただ、狭くてちょっと僕には無理かなと思った次第です。

なお、僕自身はシンガポールはめちゃくちゃ住みづらい国じゃないなとは思いましたし、3年間くらいは住めるかなと思いました。ただ、他の国で長く住んだときに感じたのですが、だいたい2年おきくらいに無性に帰りたくなる波が来る時があるので、やっぱり悲しいかな日本人なのかなと思いました。

シンガポールは狭い狭い、と言っておきながら、毎日の都心の通勤電車に揺られている僕が幸せなのかというとそれはそれで分からないのですが・・

ところで、そうは言ってもシンガポール名物のバクテー(豚の骨のスープ)は超大好物です。赤坂にお店があるみたいなので、ぜひ今度行ってみようと思っています。(どなたかバクテー好きな方は是非ご一緒しましょう!)

赤坂にあるシンガポールバクテー専門店 

http://www.sgbkt.jp/

 

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Aki Fuchigami

University of Texas留学、後、セイコーインスツル株式会社での海外販社管理、オリックス海外現法での金融営業の経験を経て、欧州系税務戦略コンサルであるロベンダル・マサイ株式会社にて税務戦略部門設立。新たな税務コンサルティングソリューションを国内に展開し、100社以上のクライアントを獲得。 2010年に同僚と共にスピンアウトし、2010年11月11日オプティ株式会社を設立。経済産業省、独立行政法人 日本貿易振興会(JETRO)等での欧州付加価値税に関するコンサルティングや税務記事執筆等の業務を受託。現在、税務部門・データ部門では大手製造業を中心に400社超のクライアントに対してサービスを提供。 2012年より米国Avention社の開発した企業データベース”OneSource”の国内一次代理販売権を取得し、2013年1月10日にグループ会社としてワンソース・ジャパン株式会社を設立、同社代表取締役に就任。ワンソース・ジャパン株式会社では販売代理店である日経メディアマーケティング社と共に国内にてサービスを展開し、現在ではコンサルティング業界や金融機関等数多くの企業で使われるサービスとして定着させた。 2016年1月より世界最大級のVAT還付業者であるタックスバック・インターナショナル社のジャパン・カントリーマネジャーを拝命、タックスバックの有するサービスを国内にて展開中。

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